【Officeの種類を簡単に整理】Officeの買い切りと月額、どっちが得?パターン別に解説!

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【Officeの種類を簡単に整理】Officeの買い切りと月額、どっちが得?パターン別に解説!

「Officeを導入したいけど、買い切り型がいいのか、月額制がいいのか、よくわからない」
そんなご相談をいただくことが、中小企業のお客様から急増しています。

加えて、互換製品(WPSなど)やMicrosoft 365の法人プランなど選択肢も増え、ますます複雑に。
この記事では、実際に多い導入ミスや混乱をふまえながら、Officeの選び方をスッキリ整理してお伝えします。

Officeライセンスの種類を整理しよう

まずは、現在主に利用されている3つのライセンス形式を把握しましょう。

Office Home & Business 2024(買い切り型)

・一度購入すれば、そのPCでずっと使えるタイプ

・Word、Excel、Outlook、PowerPointが基本セット

・インターネット接続がなくても利用可能

・アップデートや新機能は原則なし

メリット

・長期的にはコストを抑えられる

・ランニングコストがかからない

・利用環境(インターネット回線など)が安定している企業に最適

デメリット

・ソフトが古くなる(セキュリティリスク)

・PCの買い替え時にライセンス移行が煩雑

・管理画面がなく、複数ライセンスを扱うのが難しい

Microsoft 365(サブスクリプション型)

・月額または年額制で常に最新版を使用可能

・複数デバイス(PC、スマホ、タブレット)対応

・クラウド(OneDrive)連携も強力

・法人向けでは管理機能(Microsoft Intune等)あり

・沖縄電子ではOfficeアプリ単体ライセンス契約も可能

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メリット

・常に最新版・安心のセキュリティ

・クラウド保存・共同編集に対応

・法人用管理機能ありで複数台でも楽に管理

デメリット

・長期的には割高になる可能性

・オフライン作業も可能が、月に1度ネット回線に接続しなければアカウントが自動ログアウトとなる

・契約管理の手間が発生(管理者アカウントが不明な場合管理が難しくなってしまう)

WPS Office(互換製品)

・見た目や操作感はMicrosoft Officeに似ている

・Excel、Word、PowerPoint形式の読み込み・編集に対応

・費用は大幅に抑えられる

・沖縄電子ではPCと同時購入で提供中

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メリット

・圧倒的な低価格

・軽量で古いPCでも動作が軽快

・簡易な編集作業に最適

デメリット

・マクロや一部の複雑な機能は非対応

・他社とのファイル共有でレイアウト崩れが起きることも

・互換性によるリスクは残る

よくあるOfficeライセンスの失敗パターン

実際に企業でよく起こるOfficeライセンス関連の失敗例とその原因を見てみましょう。

失敗内容よくある原因防止策
ログインできない前ユーザーのアカウントが残っているライセンス切替時は旧アカウント削除が必須
買い切りOfficeのライセンス紛失個別管理で追跡不可法人用管理アカウントの導入を推奨
月額ライセンスの失効自動更新の設定忘れ導入時に更新設定の最適化が必要

実録ストーリー|ログイン切替でトラブル!?

ある中小企業では、担当者が新しいPCに買い切りOffice(H&B)をインストールしようとした際、以下のような事態に。

  • 旧PCで使用していたOfficeアカウントが残っていた
  • アンインストールだけでは完全にアカウント情報が消えず
  • 新しいプロダクトキーを入力しても「認証済み」と表示されずに無効
  • 結果、数時間にわたり設定をやり直し、最終的にサポート依頼へ…

このケースの教訓:
ライセンス切替時は、事前に旧アカウントのサインアウト+再インストールが必須。
複数の端末管理には、Microsoft 365などの法人向け一元管理ツールの導入が有効です。

比較表で見る!3種類のOfficeの特徴まとめ

比較項目Office H&B 2024(買い切り)Microsoft 365(月額)WPS Office(互換)
初期費用高め(1回)低め(月額)非常に安価
更新固定バージョン常に最新版更新少なめ
台数1台まで最大5台まで1台のみ
管理機能少ない豊富(法人向け)なし
互換性完全完全一部不安定
適正長期安定運用最新志向・複数台運用軽作業・コスト重視

どのOfficeを選ぶべき?パターン別おすすめ

Office製品にはそれぞれ特徴があり、企業の状況や用途によって適した選択肢は異なります。以下では、よくある導入パターンに応じて、どの製品が向いているかを詳しくご紹介します。

Q1. 複数のPCやスマホで使いたいですか?
はい → Q2へ
いいえ → Q3へ
Q2. 常に最新の機能やクラウド連携が必要ですか?
はい →
おすすめ:Microsoft 365
いいえ → Q4へ
Q3. 主に社内業務で使いますか?
はい → Q5へ
いいえ →
おすすめ:WPS Office
Q4. セキュリティアップデートを自動で管理したいですか?
はい →
おすすめ:Microsoft 365
いいえ →
おすすめ:Office Home & Business 2024
Q5. 専門的な機能(マクロなど)を使いますか?
はい →
おすすめ:Office Home & Business 2024
いいえ →
おすすめ:WPS Office

1. 常に最新機能を使いたい・複数のPCやスマホでも利用したい場合

このような場合はMicrosoft 365が最適です。
常に最新のOfficeアプリ(Word、Excel、Outlook、PowerPointなど)が使えるほか、Windows PCだけでなくMac、スマートフォン、タブレットにもインストールが可能です。

ライセンス1つで最大5台まで利用できるため、たとえば「自宅用・会社用・外出先用」と複数の端末を使い分ける方や、社内に複数PCがある場合にも非常に効率的です。
また、OneDriveを活用したクラウド保存や共同編集機能により、テレワークや外出先での業務とも相性が抜群です。

さらに、法人契約であればMicrosoft Entra ID(旧Azure AD)やIntuneなどの管理機能も使えるため、「複数人が使う環境」「定期的な入れ替えが発生する企業」では一元管理による負担軽減が図れます。

2. できるだけ費用を抑えて長く使いたい・頻繁にアップデートは不要な場合

このようなニーズにはOffice Home & Business 2024(買い切り型)が適しています。
一度購入すれば継続課金がなく、ランニングコストがかからないため、中長期的に見ればコストメリットが出やすい製品です。

業務内容が固定されており、「毎日使うが、今の機能で特に困っていない」「定期的なアップデートは必要ない」という企業では、買い切り型のOfficeで十分なケースも多く見られます。
特に、業務用PCが社内ネットワークだけで完結しており、インターネットに常時接続しない環境では買い切り型の方が安定的に動作するというメリットもあります。

ただし、バージョン更新がないため、数年後にはサポートが終了したり、ファイルの互換性問題が出てくる可能性もある点は注意が必要です。

3. とにかくコストを抑えたい・資料作成が中心で高度な機能は使わない場合

このようなケースには、互換製品であるWPS Officeが有力な選択肢になります。
Microsoft Officeに近い操作感と画面構成を持ち、WordやExcel、PowerPoint形式のファイルも基本的には問題なく編集・保存が可能です。

たとえば「社外とファイル共有はしない」「簡単な見積書や議事録の作成がメイン」といった社内向けの文書中心であれば、WPSでも十分に対応可能です。
また、ソフト自体が軽く、古めのPCでも動作がスムーズなのも特徴です。

ただし、マクロやVBA、共有編集、クラウド連携といった高度な機能には対応していない、または互換性に課題があるケースもあるため、業務の質や外部とのやり取りが多い企業では慎重な検討が必要です。

沖縄電子なら、法人向けOffice導入もまるごとサポート!

沖縄電子ITソリューションチーム

沖縄電子では、法人向けにOfficeの導入をサポートしています。
取り扱い製品は、Office Home & Business 2024(買い切り型)Microsoft 365(サブスクリプション型)WPS Office(互換製品)の3種類。すべてPCとの同時購入限定価格にてご案内しており、単品での販売には対応しておりません。

Microsoft 365については、Officeアプリのみのライセンス契約も可能です。
ご購入時には、ライセンスの登録や初期設定までを一括して対応でき、納品時にはOfficeをインストール済みの状態でお渡しいたします。届いたその日からすぐに業務でご利用いただけます。

どのOfficeが自社に最適か迷った場合もご安心ください。
業務内容や環境を丁寧にヒアリングし、ムダのない選び方をご提案いたします(ご提案は無料です)。

沖縄電子は、沖縄県内の中小企業を中心に、IT機器の導入から運用支援までをワンストップで行っている地域密着型のITサポート企業です。
「誰に聞けばいいかわからない」「ちょっとした設定が不安」など、日々のITの悩みにも寄り添い、親身にサポートいたします。

まずはどうぞ、お気軽にご相談ください。

まとめ|Officeライセンスは、運用まで考えて選ぼう

Officeはただ導入するだけでなく、その後の管理や更新、サポートも含めて考える必要があります。
「安いから」「馴染みがあるから」だけで選ぶと、トラブルや運用コストが逆に増えることも。

まずは用途や運用体制を整理したうえで、最適なライセンスを選ぶことが成功のポイントです。

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