PC内のデータをゴミ箱に入れるだけでは完全にデータの削除は出来ない
PCの劣化や不具合により処分をする時や、フリマアプリで使用していたPCを販売する時には必ず使用していたデータを削除すると思います。
PCのゴミ箱などに削除し、ゴミ箱自体の中身も削除すると見かけ上はデータがありません。
PCのフォーマット(初期化)を行っても同様に全て消えたように見えます。
しかし、実際はPCに付属しているHDDとよばれるものにデータが残っており、復元ソフトや特殊なソフトを利用するとデータの復元が可能になります。
通常のデータの削除だけ行いそのまま捨ててしまうと個人情報を抜き取られ悪用されてしまう可能性もあります。
完全に消去するにはHDD内のデータの削除が必要不可欠です。
廃棄PCのデータ流出事件
実際に神奈川県でPC内のHDDの削除をきちんと行わずに情報が漏れたという事件がありました。(リンク元:朝日新聞DIGITAL 2019年12月6日)
概要としては神奈川県庁で使用しているPCのリースが終了したため、リース会社が業務提携を結んでいる廃棄業者にデータ消去を依頼したところ、業者の社員が削除されていないHDDをネットオークションで転売し購入したお客様がデータ復元した事で事件が発覚しました。
HDDは再利用が可能であり、よくネットショップなどで販売されています。
しかし、HDDの見た目ではデータが入っているのか削除されているのかわからない為、販売側も気づかずに売ってしまうことがあります。
専用ソフトを使えば簡単にデータを見ることができるため取り扱い、特に廃棄方法には気を付けなければなりません。
個人のお客様はもちろん、リースなどでPCを借りている企業様も廃棄を依頼する際には注意が必要です!
PCのデータを完全に削除する方法
PCでサイトにログインをしたり、通販サイトで買い物をしたりする際のパスワードやクレジット情報などがデータとして残ります。そのデータから違法アクセスやクレジットカードの不正利用などをされてしまいます。
そのためPC内にあるデータを完全に削除するにはHDD内のデータの削除が必要です。
業者に委託するだけでなく、個人でもデータの削除する方法はございます!
ソフトを利用して削除したり、HDDを物理的に破壊する方法などを詳しくご紹介させていただきます。
個人でPCデータを削除する方法
個人でPCデータを削除する事も可能です。
低価格で抑えたいお客様はソフトを利用しご自身で消去はできます。
しかし、PCのOSの種類やPC内のデータ内容によっては使用するソフト、消去方法も変わっていきます。
ソフト消去を利用することでHDDの再利用が行えるため、ソフト消去をおすすめ致します。PCが起動できない場合などはHDDごと物理的に破壊する方法があります。
①無料ソフトを使用する
ソフトについては無料のソフトもございます。
PCの廃棄にも金額がかかってしまうため消去はコストをかけたくないというお客様もたくさんいらっしゃると思います。その為、無料ソフトでも使用可能です。
しかし、消去をする際の手順や操作が多かったり、消去できる部分の制限があったり、消去にかなりの時間がかかったりする場合もございます。
ソフトによって機能がかなり違うため、見極める必要があります。
また、完全な消去ができていない可能性もあるため多少のリスクは見たほうが良いでしょう。
②有料ソフトを使用する
先ほども述べたとおり、有料ソフトでも機能の違いなどがございますのでソフトを購入する際には内容を調べる必要があります。
ソフト消去については元々あるデータの上に新たなデータを上書きして本来のデータを取り出せなくするという方法のため、有料ソフトになると書き込みの量が増えるので、無料ソフトよりも強固になります。
元々のデータが取り出せなくなっているだけなので再利用可能です。
消去後はオークションなどでの販売も可能です。
③HDDを物理的に破壊する
ソフト消去の他に物理的に破壊する方法もございます。
PCを起動できない場合はPCからHDDを取り出し、トンカチや鈍器などで物理的に破壊し復元不可能な状態にする必要があります。
注意点としては細かなメモリーチップなどがしっかりと破壊できていない場合、メモリーチップからデータ復元できるためしっかり破壊しないといけません。
また、破壊の際には有害物質も発生する危険性があります。
そのためPCの電源がつくお客様はソフト消去をお勧め致します。
専門業者へ依頼しPCデータを消去する方法
上記で個人での消去についてお伝えいたしましたが、どの消去方法も安全上にリスクがございます。その為、専門業者での消去をお勧めします。
古いPCではデータ消去後に廃棄を検討されている方もいらっしゃると思いますが、廃棄を行うには手間や廃棄料金がかかる為、データ消去・廃棄、両方をやってくれる業者に依頼する方が簡単です。
実際個人のデータ消去を専門業者が行うデータ消去では何が違うのか?
下記ではその違いをご紹介いたします。
①ソフト消去
ソフト消去の仕組みは上記で記入したとおりデータを上書きしていく内容となります。業者によってもソフトが変わりますが、法人ライセンスを契約しているところが多いと思います。
法人ライセンスを契約することで、対応機種の制限がなく一度に消去できる台数も大量です。
PCの電源がつくPCであればこの消去方法で安全且つスピーディーにデータ消去を行う事が可能です。
個人で行うソフト消去との違いは、書き込むデータの量が違う為、万が一データをみられても元データを見つけ出す事がかなり難しい所です。
②磁気消去
PCの電源がつかない場合は磁気消去か物理消去でのHDD内の消去が可能です。
磁気消去については強力な磁気を使用した専用の機械が必要なため専門業者のみでの消去方法となります。
特徴としてはソフト消去とは違い一瞬で消去は可能な為、台数が多い消去の際に使用いたします。
消去後のHDDは再利用不可となります。
③物理消去
専用の機械でHDDのメモリーチップ部分などデータが記録されている部分にピンポイントで折り曲げ圧迫することでデータの読み取りをできなくする方法です。
消去後のHDDは再利用不可となります。
データ消去証明書
業者に依頼する際に本当に消去はできているのか不安というお客様もいると思います。
業者は消去をした証明としてデータ消去証明書というものを発行することができます。
上記のような証明書を提出してもらうことで安心して依頼することができます。
沖縄電子でデータ消去する方法
沖縄電子でもデータ消去・PCの買取を行っております。
データ消去の方法としては上記で説明した、ソフト消去・磁気消去・物理消去どちらでも対応可能です。
データ消去は1台2,200円〜(税込)行なっております。
データ消去の際にPCも不要であれば買取も行っておりますのでPCの型番や写真などお送りしていただくとすぐに査定致します。
データ消去後のSDGsの取り組み
SDGsの取り組みとしてHDDを壊さないソフト消去を利用してデータ消去後はもう一度HDDを利用できるような取り組みを行っています。
また、SDGs・社会貢献活動の取り組みとしてデータ消去したPCで再度利用できない壊れているPCや古いPCは、就労支援事業者へお渡ししてパーツを分解後レアメタルなど使用できる部品を取り出していただき再利用を行っています。
なるべくPCを再利用できるように日々取り組んでいます!
データ消去の心配がいらないレンタルPCのご紹介
データ消去やPCの廃棄にはお金も手間もかかります。
しかし、その手間を省いてPCを利用する方法があります。
それは『レンタルPC』です!
レンタルPCはレンタル終了後はレンタル会社でデータ消去を行います。また、PCの廃棄など考えず利用できるのでおすすめです。
弊社もレンタルPCを月々3,300円〜取り扱っております。
レンタル開始から終了までの流れ
レンタルを開始する際は下記のボタンもしくは特設サイトからお申し込みいただけます。お支払い方法は、店頭支払い、クレジットカード支払い、口座お振込の3種類です。
お支払い完了後は店頭もしくはスタッフによる配達にてPCをお渡ししレンタル開始となります。
レンタル終了後は店頭お持ち込みもしくは、スタッフにて回収後、データ消去を行いレンタル終了となります。
その他レンタルPCの詳細につきましてはこちらから専用サイトへアクセスお願いします!
まとめ
PCのデータの消去について記事を書きましたが参考になりましたでしょうか?
PCは購入も廃棄も手間がかかります。
個人情報がたくさん入っている為、注意して最後まで取り扱う必要があります。ぜひ、廃棄をや販売を検討しているお客様はHDDのデータの削除まで行うことをお勧めします。
PC購入を新たに検討しているお客様は下記の記事もご確認ください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後もPCのお役立ち情報を発信していきますので読んでいただけると幸いです。
ありがとうございました。