会社でパソコンを使っていると、「なんとなくノートPCを選んでいる」というケースは意外と多いものです。持ち運びやすく、省スペースで見た目もスマート。
しかし、総務・経理・バックオフィスなど、ほぼ移動せずに作業する職種では、デスクトップPCの方が明らかに有利なポイントがいくつもあります。
この記事では、ノートPCとデスクトップPCの違いを整理しつつ、会社にとってデスクトップPCがもたらす3つの大きなメリットを詳しく解説します。
ノートPCとデスクトップPCの基本的な違い
ノートPCとデスクトップPCは、同じパソコンでも作られ方と得意な使い方が大きく違います。
ノートPCは「どこでも使えるように軽く小さく」、デスクトップPCは「固定して高性能に使えるように」作られています。どちらを選ぶかによって、業務効率や導入後のコストに大きな差が出るため、違いを正しく理解することが重要です。
以下の表で、それぞれの特徴を視点ごとに整理し、会社でのPC選びの参考にしてください。
ノートPCとデスクトップPCの比較表
視点 | ノートPC | デスクトップPC |
---|---|---|
携帯性 | ◎ 持ち運びやすい | △ 据え置き前提 |
サイズ・設置性 | ◎ 薄型・省スペース | △ ある程度の設置場所が必要 |
性能の伸びしろ | △ 小型化のため制限あり | ◎ 高性能部品を搭載可能 |
拡張性 | △ 部品追加・交換が困難 | ◎ メモリやストレージ増設が容易 |
冷却性能 | △ 放熱に制限あり | ◎ 熱処理に余裕あり |
耐久性 | △ 一体型で故障時は全交換になりやすい | ◎ 部品単位で交換可能 |
運用コスト | △ 長期運用ではコスト増の可能性 | ◎ 長期的にコスト抑制可能 |
この比較表から分かる通り、ノートPCは携帯性や省スペース性に優れ、外出や社内移動が多い部署に向いています。
一方で、性能の伸びしろや拡張性、耐久性ではデスクトップPCが大きく優位に立ちます。
特に企業利用では、導入後のアップグレードや修理対応のしやすさが長期的な運用コストに直結します。
固定席での作業が多い部門や、同じPCを長く使い続けたい場合は、デスクトップPCを選んだ方が結果的に費用対効果が高くなります。
逆に、頻繁な会議参加や外出業務が多く、場所を問わず作業する必要がある職種ではノートPCが適しています。
つまり、「どこで・どのように使うか」を基準に選ぶことが、会社として賢いPC導入の第一歩になります。
会社にとってのデスクトップPC 3つのメリット
1. 同スペックならコスパが高い
同じ性能のCPUやメモリを搭載した場合、デスクトップPCはノートPCより価格が抑えられます。理由は以下の通りです。
要素 | ノートPC | デスクトップPC |
---|---|---|
部品 | 小型化のため専用部品が多く高価 | 汎用部品が多く安価 |
冷却性能 | 制限あり、性能抑制の可能性 | 高く性能をフル活用可能 |
修理・交換 | 部分交換が困難 | 部品単位で交換可能 |
長期コスト | 高くなりがち | 抑えやすい |
特に企業では複数台導入するため、この差は年間で大きなコスト削減につながります。
2. データ移行が簡単でPC交換のリスクが低い
会社で使うPCは、突然電源が入らなくなったり、故障することがあります。ノートPCの場合、ストレージの取り出しは手間や専門工具が必要ですが、デスクトップPCでは以下のような利点があります。
- ケースの側面パネルを開ければHDDやSSDをすぐに取り出せる
- 電源が入らない状態でも、別のPCや外付けケースを使ってデータを復旧可能
- 機密データの漏洩リスクを減らせる(外部業者依頼を減らせる)
- 廃棄時にストレージのみ安全に破棄可能
総務や情報システム部門にとって、このデータ移行・保全の容易さは業務効率化とセキュリティ向上の両面で大きな価値があります。
3. 作業環境の最適化が容易
デスクトップPCは、モニターやキーボード、マウスといった周辺機器を自由に選べる点も大きな強みです。
例えば、広い作業領域が必要な場合は大画面モニターを設置して効率を高めることができますし、複数のモニターを並べれば資料と作業画面を同時に表示でき、切り替えの手間を減らせます。
さらに、入力デバイスを自分の好みや職種に合わせて選べるため、打鍵感や操作性も向上します。
その結果、視線や姿勢の負担が軽減され、長時間の作業でも目や肩が疲れにくくなります。
固定席での業務が中心の職場ほど、この自由度は日々の生産性や仕事の質に直結します。
ノートPC派が感じるデスクトップPCのデメリットと解消法
「移動できない」問題
確かに外出や会議室への持ち運びには不向きですが、固定席での作業が中心の職種では移動性はほぼ不要です。必要ならサブのノートPCやタブレットと併用する運用も可能です。
最近ではクラウドでデータ保管を行えば、データ移行の問題も解決します。
「場所を取る」問題
最近は省スペース設計の小型デスクトップや一体型(AIO)PCも登場しており、従来よりも設置の自由度は高まっています。
デスクトップPCを格安で購入するには?
デスクトップを格安で購入するには中古PCがおすすめです。
でも中古だとすぐに壊れやすいイメージがあるという方も少なからずいらっしゃると思います。
沖縄電子の中古PCは整備・検査をしっかり行い自社内のテストをクリアしたPCのみしか販売しておりません。また、SSDというPCの記憶メモリに関しては新品に交換しているので、動作はサクサク快適です。ビジネス利用に十分耐えられる品質を確保しています。
PCの補償は1年補償が付いておりますので安心してご利用いただけます。
常に3万円台から即導入可能な格安デスクトップPCをご用意しています。必要十分な性能を備えつつ、コストを抑えて導入できるため、企業のIT資産運用においても安心してお選びいただけます。

まとめ
PCは単なる作業道具ではなく、会社にとって長期的に活用する大切な資産です。だからこそ、導入時の価格だけでなく、耐久性・拡張性・メンテナンス性まで考慮して選ぶことが重要です。
固定席での業務が中心であれば、同スペックでコストパフォーマンスに優れ、部品交換やアップグレードも容易なデスクトップPCは非常に有力な選択肢となります。特に総務・経理・バックオフィスなどの部署では、安定した動作環境と長期運用のしやすさが業務効率を大きく左右します。
沖縄電子では、こうしたニーズに応えるため、整備・検査を徹底した中古デスクトップPCを常時3万円台からご提供しています。すべてのSSDを新品に交換し、厳しい社内テストをクリアした製品のみを販売。さらに1年間の保証を付け、企業のIT資産として安心してご利用いただける環境を整えています。
PCは購入して終わりではなく、その後の運用が会社のコストと業務効率に直結します。長く安定して使える一台を選び、賢く会社の資産を運用していきましょう。