
IP無線機は、スマホと同じキャリア回線(LTE通信)を利用する新時代の無線機です。
この記事では、IP無線機の基本的な仕組みと、他の無線機(特定小電力・デジタル簡易無線)との違いまで、
わかりやすく解説していきます。
IP無線機とは?
IP無線機は、携帯電話と同じように キャリア回線(LTE通信) を利用して音声をやり取りする無線機です。
LTE通信が可能なエリアなら通信距離の制限がほとんどなく、日本全国どこでも通話が可能なのが特徴です。
他の無線機との違いは?比較表
他の無線機(特定小電力無線・デジタル簡易無線)との違いをまとめると、以下のようになります。
特徴 | IP無線機 | 特定小電力無線(トランシーバー) | デジタル簡易無線(登録局) |
---|---|---|---|
通信距離 | 全国 (LTE・4G回線圏内) | 屋内:50~100m程度 見通しの良い郊外:~500m程度 | 1~10km程度 (中距離) |
免許・申請 | 不要 | 不要 | 登録申請が必要 |
音声品質 | 高音質・クリア | 状況により雑音が入る (障害物・距離など) | 安定している |
初期費用 | 機種により高額 (5~6万円程度) | 安価 (1万円~3万程度) | 機種により高額 (5万円~数万程度) |
IP無線機の価格とコスト感
IP無線機は、スマートフォンのような機能性を備えつつ、業務用途に特化した堅牢性もあるため、
本体価格は5~6万円程度が一般的です。
通信にはモバイル回線を利用するため、月額使用料は1,500〜3,000円程度が相場です。
※機種や機能によって金額は異なります。
また、購入する場合はコストが高くなりがちですが、無線機レンタルを利用する選択肢もあります。
レンタルなら必要な期間・台数だけ借りることができるため、購入を検討している場合は、
デモ機として一度利用してみるのもオススメです。
IP無線機の特徴・3つの強み
1. 免許・申請が不要ですぐ使える
IP無線機は、電波ではなくLTE通信を利用しているため、総務省への免許申請などの手続きは不要です。
広範囲の通信ができるだけでなく、導入後すぐに使えるのが人気の理由の1つです。
2. スマホよりも頑丈・操作がシンプル
業務用に設計されているため、スマホよりも高い防塵・防水機能を持っています。
手袋をしたままでも押せる大型ボタンを採用していたり、操作メニューがシンプルだったりと、
現場での使いやすさを追求しています。
3. GPS搭載機種もあり位置情報の共有が可能
IP無線機の中には、リアルタイムで位置を共有できるものもあります。
例えば、離れた場所での作業指示や、移動中のスタッフを確認したい時などに、非常に便利な機能です。
こんな業種におすすめ!IP無線機の活用シーン
IP無線機は、以下のような「広範囲かつ、安定した通信が必要」な業種で多く利用されています。
・建設業・警備業:広い範囲での連携が必要。作業中の手袋操作も可能。
・運送業・配送業:運転中の通話・位置共有で運行管理がスムーズに。
・イベント運営:大規模イベント会場でも、通信エリアを気にせずスタッフ連携。
沖縄で無線機選ぶなら、沖縄電子へ!
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ご要望に応じて、IP無線機の販売・レンタルも可能です。
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