IC-DPR7とIC-DPR7Sの違いとは?それぞれの特徴をご紹介します!

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IC-DPR7とIC-DPR7Sの違いとは?それぞれの特徴をご紹介します!

業務効率化を図りたいプロフェッショナルユーザーにとって、確実で快適なコミュニケーションツールは欠かせません。
無線機を選ぶ際、機能性や耐久性など、さまざまな観点から検討する必要があり、どれを選べばよいか迷うことも少なくないでしょう。
そこで、今回はアイコム社のデジタル簡易無線登録局IC-DPR7とその後継機であるIC-DPR7Sの違いについてご紹介します。
この記事が無線機を選ぶ際のお役に立てれば幸いです。

□IC-DPR7の基本機能と特性

IC-DPR7は、耐久性に優れ多様な機能を備えた登録局です。
特に屋外や過酷な環境での使用に適しており、幅広い業種で活躍してきました。

1:小型軽量で使いやすいデザイン

IC-DPR7は、幅56mm×高さ92mm×奥行き29mmの小型サイズで、重量は約230gと軽量です。
音量用ツマミとチャンネル用つまみを独立して装備し、操作性に優れています。

2:IP67/66/55/54の高い防塵・防水性能

最高水準の防塵・防水性能を備えており、雨天の屋外や粉塵の舞う環境でも安心して使用できます。
米国国防省の物資調達基準(MIL-STD-810G)に準拠した堅牢さも確保しています。

3:クリアな音質と大音量スピーカー

スピーカー音量は800mWと高出力で、騒音下でも聞き取りやすい設計です。
ノイズキャンセリング機能やイコライザー機能により、より聴きやすい音質を選べます。

4:長時間駆動が可能な大容量バッテリー

付属のインテリジェントバッテリーは、一度の充電で約13時間の連続使用が可能です。
バッテリーの健康度や充電回数も表示されるため、交換のタイミングが分かりやすくなっています。

5:幅広い業種に対応

音質や操作性、耐久性の高さから、工事現場やイベント業、ホテル業など、さまざまな業種での利用に適しています。

□IC-DPR7の仕様詳細

IC-DPR7は、小型軽量設計でありながら高い性能を備えた無線機です。
ここでは、その詳細な仕様を見ていきましょう。

1:小型サイズと軽量ボディ

本体の寸法は、幅56mm×高さ92mm×奥行き29mm(アンテナ、バッテリー装着時)と非常にコンパクトです。
重量は約230g(IC-DPR7BTは約232g)で、長時間の使用でも疲れにくい設計となっています。

2:優れた連続運用時間

付属バッテリーによる使用可能時間は、パワーセーブ機能ONで約13時間、OFFで約11時間(5W出力時)です。
1回の充電で1日中使えるため、業務効率化に大きく貢献します。

3:30ch+5chの多彩なチャンネル

送信は30ch、受信は30ch+上空利用5chに対応しています。
用途に合わせたチャンネル運用が可能です。

4:5Wの高出力と高感度受信

送信出力は5W(1W)で、より広いエリアをカバーできます。
また、受信感度は高感度で、どんな環境でも安定した通信が可能です。

5:800mW以上の大音量スピーカー

内蔵スピーカーは800mW以上、外部スピーカーは500mW以上の出力を実現しています。
騒音下でもクリアな音声を聞き取れます。

6:過酷な環境に対応する耐久設計

使用温度範囲は-20℃~+60℃で、IPX7/66/55/54の防塵・防水性能を備えています。
粉塵の多い工事現場や雨天時の屋外でも、安心して使用できる耐久性の高さが特徴です。

IC-DPR7は、これらの仕様により、プロユースに応える高い基本性能を実現しています。

□IC-DPR7との違いとは?IC-DPR7Sの新機能と改善点

IC-DPR7Sは、前モデルの機能をベースにしながらも、いくつかの新機能と改善点を備えています。
ここでは、IC-DPR7との主な違いを見ていきましょう。

1:連結対応の充電器を同梱

IC-DPR7S/IC-DPR7SBTのパッケージモデルでは、連結対応の充電器が同梱されています。
複数の無線機を使用する際に、充電器の設置スペースを節約できるメリットがあります。

2:ワンタッチでの相手選択が可能なサブチャンネル3PTT

メインPTTボタン1つとサブPTTボタン2つを搭載しています。
ダイヤル操作なしで、最大3人の通話相手をワンタッチで選択できるようになりました。

3:1000mWの大音量スピーカー

内蔵スピーカーの出力が、このクラス最大の1000mWに向上しています。
IC-DPR7の800mWから200mWアップし、より騒音下での聞き取りやすさが改善されています。

4:サブチャンネル3PTTに対応したオプション

本体のサブチャンネル3PTTに合わせ、イヤホンマイクにも3PTT対応モデルが用意されました。
本体と同様に、割り当てたチャンネルへのワンタッチ発信が可能です。

このように、IC-DPR7Sは前モデルの利点を継承しつつ、ユーザーの利便性をさらに高める新機能を搭載しています。
快適な通話環境の実現と、業務効率のさらなる向上に貢献します。
IC-DPR7で培われた高い基本性能と、IC-DPR7Sならではの使いやすさのポイントを押さえることで、用途に合ったより最適な選択が可能となるでしょう。

□IC-DPR7S PLUSの特徴と業務用途

さらに進化したモデルとして、IC-DPR7S PLUSも登場しています。
ここでは、IC-DPR7S PLUSならではの特徴と、想定される業務用途を解説します。

1:新波に対応した多彩なチャンネル

IC-DPR7S PLUSは、新波対応により使用可能なチャンネル数が大幅に増加しました。
既存の30chに加え、新たに52chが追加されています。
上空チャンネルも5chから15chに拡充され、より柔軟な運用が可能です。

2:さまざまな業務シーンに適した高い基本性能

5Wの高出力により広いエリアをカバーし、1000mWの大音量スピーカーにより騒音下でもクリアな音声を聞き取れます。
IP67/66/55/54の防塵・防水性能とMIL規格準拠の耐久性も備え、過酷な環境での使用に耐えうる設計です。

3:プロユースに応える使いやすさ

音量用とチャンネル用のつまみを独立させ、PTTボタン直下にサイドキーを2つ搭載しています。
よく使う機能をワンタッチで呼び出せるなど、確実で迅速な操作性を実現しています。

4:幅広い業務用途に対応

ホテルやショッピングモール、警備、工事/建設など、さまざまな業務用途で活躍しています。
自治体の活動からレジャーまで、シーンを選ばず高度なコミュニケーションをサポートします。
このように、IC-DPR7S PLUSは多彩なチャンネルと高い基本性能、使いやすさを兼ね備えた最上位モデルです。
プロフェッショナルな現場のニーズに応え、ユーザーの業務効率化に大きく貢献するでしょう。

□まとめ

IC-DPR7は高い耐久性と防塵・防水性能を備え、さまざまな環境下で安定した通信を実現します。
小型軽量設計と、優れた音質・大音量スピーカーにより、長時間の使用にも適した特性を持っています。
IC-DPR7Sは、IC-DPR7の基本性能を受け継ぎつつ、連結対応の充電器やサブチャンネル3PTTの搭載、1000mWスピーカーの採用など、利便性を高める新機能を実装しています。
ユーザーの快適な通話環境と、業務効率のさらなる向上に寄与します。

IC-DPR7S PLUSは、新波対応により使用可能なチャンネル数が拡充され、5Wの高出力と1000mWの大音量スピーカー、IP67/66/55/54の防塵・防水性能など、プロユースに応える高い基本性能を誇ります。
また、使いやすさにもこだわった設計で、さまざまな業務シーンでの活躍が期待されるモデルです。
業務用無線機選びに際しては、IC-DPR7の基本性能の高さと、IC-DPR7S/IC-DPR7S PLUSのさらなる進化を押さえることが重要です。
用途や環境に合わせた機種の選択が、円滑なコミュニケーションと業務効率化の鍵となるでしょう。

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