トランシーバーって一体何?トランシーバーの基本情報や選び方をご紹介!

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トランシーバーって一体何?トランシーバーの基本情報や選び方をご紹介!

「業務や屋外のアクティビティをより円滑に進めるための通信手段が欲しい」
「トランシーバー、名前を聞くことはあるけれど、実際にどのような場面で使用するのか」
トランシーバーや通信手段についてこのような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか。
名前はよく聞くけれど、どのようなものか詳しくは知らない方も多い「トランシーバー」。

今回は、トランシーバーがどのようなアイテムなのか、使用場面から選び方までご紹介します。
トランシーバーを使用したいと考えている方やトランシーバーについて詳しく知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

目次

□トランシーバーはそもそもどのようなアイテム?仕組みは?

*トランシーバーは無線機の一種

トランシーバーは、情報を発信する送信機と送られてきた情報を受け取る受信機が一体となったタイプの無線機です。
携帯電話やスマートフォンも、情報を送受信できる点ではトランシーバーと同じように見えますよね。

しかし、携帯電話やスマートフォンとトランシーバーは、全く異なるものです。
トランシーバーは、ボタンを押しながらマイクを使って話すことではじめて相手に音声が伝わります。
また、携帯電話と異なり、回線を利用して通信を行うわけではありません。

そのため、電波のない山の中やトンネルでも、トランシーバーを使えば問題なくコミュニケーションが取れます。
機種によっては、使用するために免許や通信料金がかかるものがあることも、携帯電話との大きな違いです。

*トランシーバーはどのような仕組み?

トランシーバーは「単信方式」と呼ばれる仕組みで成り立っています。
単信方式は話す人が1人に限定され、交互に会話をする通信方式のことで、一方向でしか会話ができません。
なぜなら、受信機と送信機を同じタイミングで起動できないからです。

トランシーバー越しに相手に話しかけるときには、トランシーバーのボタンを押し続けながら話す必要があります。
必要な情報を適切なタイミングで簡潔に交換できるようになっているのです。

□トランシーバーの魅力や注意点は何?

*トランシーバーの魅力とは?

トランシーバーの魅力は、大きく分けて4つあります。

1.緊急時に強い

先述した通り、トランシーバーは回線やインターネットを使う必要がありません。
そのため、電波が届かない場所や回線が利用できない状態の緊急時にも、問題なくやり取りできます。

2.一度に多くの人に情報を届けられる

一度に多くの人に情報を届けられることもトランシーバーの魅力だといえます。
一度に多くの人に指示をだしたり、業務連絡のようなスピードが求められたりする状況において、有効活用できるアイテムです。

3.操作が簡単

トランシーバーは、ボタンを押しながら話すだけでやり取りができます。
誰にでも簡単に操作できるのは、大きな魅力です。

4.通信にかかる料金が安い

トランシーバーは、通信にかかる料金が安いです。
高いものであっても年間数百円ほどですので、維持費を抑えられます。
使用したい台数が多くても、高額になりにくいのは大きな魅力ですね。

*トランシーバーを使う際に注意すべきこととは?

トランシーバーを使う際には2つのポイントに注意しましょう。

1.トランシーバーを使える距離が限られている

トランシーバーの通信距離は、長いものであっても数キロメートルほどで、広い範囲での利用には向いていません。
障害物があると、通信が妨げられることも多く、ビルの中のような場所では繋がりにくいことにも注意しましょう。

2.同時にコミュニケーションをとることはできない

トランシーバーは、話している時には音声を受け取ることはできません。
そのため、どちらかが一方的に話し、相手が話し終わったら交代して話し始める形式です。
同時にコミュニケーションをとることはできないため、注意しましょう。

□トランシーバーはインカムと何が違う?

トランシーバーと似た無線機に「インカム」があります。
インカムは、一言でいうと「トランシーバーの種類の1つ」です。
無線機に言葉を届けるためのイヤホンマイクやヘッドセットを繋いだ状態のことを「インカム」といいます。

一般的に、トランシーバーは機器を手に持ってやり取りしますが、インカムはイヤホンやヘッドセットを着けてそのままやり取りできます。
トランシーバーはスピーカーが搭載されており、そのスピーカーから他の人の声が届けられる仕組みです。

しかし、イベント会場や工事現場のように音を聞き洩らしてしまう可能性がある場所や美術館のように静かな場所では、スピーカーで情報を得ることは難しいですよね。
そこで、インカムが活躍します。
イヤホンマイクを繋げたインカムであれば、周囲の環境に関わらず使用できますので、賑やかな場所でも静かな場所でも情報を得られるのです。

□種類別!トランシーバーの使用場面をご紹介!

*特定小電力トランシーバー

特小とも呼ばれる安価でサイズが小さめ、短距離タイプのトランシーバーです。
特定小電力トランシーバーは、屋外での工事や交通整理、小規模なイベントなどで使用されます。
短距離型ですが、複数機で通話ができるため、工事やイベントの現場でよく使用されるトランシーバーです。

*簡易業務用無線機

簡易業務用無線機は、国際会議やスポーツの大会のような大規模のイベントで使用されるトランシーバーです。
連絡を取り合いたい場所同士の距離が離れている場合には、簡易業務用無線機が使われます。

*IP無線

IP無線は、携帯電話の回線を使用するタイプで、他のトランシーバーよりも広範囲で使用できます。
そのため、マラソン大会や移動車で使用されることが多いです。

□トランシーバーはどう選ぶ?選び方のポイントをご紹介!

では、実際にトランシーバーを購入・レンタルして使ってみたいと考えた時、どのようなポイントを見て選べば良いのでしょうか。
トランシーバーを選ぶ時には、「使用する目的や状況」に合わせて選ぶことが重要です。
例えば、大きな会場で複数人が使用するものであれば、できるだけ通信距離が長いものを選ぶことがおすすめです。

仕事中に連絡が素早く取れることを目的としている場合には、連絡スピードや持ったままでも仕事ができるようなトランシーバーを選びましょう。

使用する状況を想定して選ばなければ、思うように使えず後悔することもあります。
例えば、屋外で使うことを想定しているのに、防水機能や防塵機能がなければ、雨や砂埃でトランシーバーが使えなくなってしまう可能性も。
災害時に使うことを想定しているのに、充電式のものを選んでしまうと、停電時に困ってしまいますよね。

どのような目的で、どのような状況の中で使用するのか、想定したうえで適した機能を持つトランシーバーを選ぶようにしましょう。

□まとめ

トランシーバーは無線機の1つで、情報を発信する送信機と送られてきた情報を受け取る受信機が一体となっています。
多くの物は、携帯電話のように回線を利用するわけではないため、電波のない場所でもやり取りできます。

そのため、災害時にも使用できる便利なアイテムです。
一方で、種類によって使用できる距離や得意な場面が異なりますので、使用する目的や場面に合わせて選ぶことをおすすめします。
当社は、多くのメーカーの無線機を取り扱っており、お客様の使用目的に合った最適な商品のご提案ができます。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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